ダイの大冒険に登場するキャラクター。戦いが続くアニメや漫画を見ていて気になるのが、「誰が最強か?」です。今回は原作を最後まで読んだ筆者が戦いの中で誰がどのくらいの強さなのかランキング形式で紹介します。物語の後半を読むことでダイの大冒険のパワーバランスの良さが読み取れました。



ダイの大冒険キャラクターの強さをランキング形式で紹介!

2020年秋から再アニメ化され放送されているダイの大冒険。オリジナルストーリーが人気なのはもちろん、数多くの魅力的なキャラクターが人気の秘密です。今回は原作を最後まで読んだ筆者が戦いの中で、各キャラクターの強さをランキング形式でまとめました。ストーリー上では単純な勝敗でランキングが決められず、相性によって優劣が変わってくるので、ランキング化するのは想像以上に悩みました。ぜひ、読者の皆さんの思うランキングと比較して頂ければと思います。

ダイの大冒険キャラクター強さランキングTOP20
No キャラ名
1 勇者ダイ
2 大魔王バーン
3 魔影参謀ミストバーン
4 竜魔人バラン
5 超魔生物ハドラー
6 伝説の名工ロン・ベルク
7 大魔道士ポップ
8 アバンの使徒ヒュンケル
9 陸戦騎ラーハルト
10 兵士ヒム
11 勇者アバン
12 拳聖プロキーナ
13 武闘家マァム
14 死神キルバーン
15 大魔道士マトリフ
16 妖魔司教ザボエラ
17 女王アルビナス
18 獣王クロコダイン
19 騎士シグマ
20 僧正フェンブレン

強さランキング1位:勇者ダイ

アバンの使徒で竜の騎士

ランキング1位は、主人公の勇者ダイです。大魔王バーンに勝ったというのが一番の理由ですが、その強さの秘密が、物語終盤に会得する双竜紋で竜の騎士2人分というのが竜の騎士という究極の生物を超えた魔神です。死神キルバーンから「進化する小さな魔神」と評しており、大魔王バーンとの最終決戦前にゴロアとの戦いで「双竜紋」という新たな力を開花させました。このまま大人になったら、どれほど強くなるのでしょうか?ドラゴニックオーラの総量も上がることですし、あらゆる呪文も使いこなせるので、肉体的な成長を遂げると更に完全無欠の存在となるでしょう。そんな地上最強の強さを秘めながら、デルムリン島で育った際にきめんどうしのブラス爺さんと親友のゴメちゃんやモンスターの友達のお陰で、心優しい勇者に成長中です。

大魔王バーンとの最終決戦

大魔王バーンとの最終決戦では、マンガ史に残る死闘だったのではないでしょうか?セリフ無しでの最終決戦は当時読んでいた筆者にも緊張感が伝わる戦いでした。勇者ダイを1位にした理由は、人間の姿から変化した竜魔人化です。ダイの双竜紋を前にして、大魔王バーンから「化け物め」と言わしめ、ダイも「そのとおりだ。お前以上のな」と返すほどでした。もともと新たな必殺技を生み出す勇者ダイに加えて、竜の騎士に伝わる「戦いの遺伝子」が受け継がれ、「予測不可能な戦い」を行う竜の騎士の殺気も備わり、大魔王バーンから「完全無欠」と言われるほどの強さでした。

ダイの主な必殺技と呪文

作中で使われた主な必殺技や呪文を紹介します。

ギガストラッシュ

ギガデインを使った魔法剣。ダイの剣にギガデインをまとわせて、アバンストラッシュを放つ技です。ダイはライデインしか使えず、ダイの剣は後半にさやにダイの剣を10秒収めることで呪文を最大化させることができて初めて放てる技です。そうした使用条件があることから、正々堂々と戦う相手にしか使えない技です。作中でたったの2回しか使われていません。直撃したハドラーは「バランのちからにアバンの技、これには勝てない」と絶賛していました。

アバンストラッシュクロス

師アバンの必殺ワザを進化させたものです。アバンストラッシュは作品の代名詞です。アバン流殺法の大地斬、海波斬、空裂斬の技をすべてを極めることで、完全版アバンストラッシュの威力になります。衝撃はを放つアロータイプと直接斬りつけるブレイクタイプがあり、この2つをあわせた技をクロスと呼び、ダイのオリジナルです。バーンの左腕を切断するほどの威力を見せました。

雷撃呪文ライデイン

本来は勇者のみが使える呪文です。元勇者アバンが使用した描写がなく作中で使用したのはダイとバランのみで、作中では竜の騎士のみが使える呪文となっています。

ドルオーラ

バランが国1つ滅ぼすほどの威力で呪文と呼ぶには破壊的な威力を誇ります。作中では竜魔人化したバランと双竜紋をもったダイのみが使用できた竜の騎士オリジナルの呪文です。

紋章閃(もんしょうせん)

竜の騎士の必殺技。
【竜闘気(ドラゴニックオーラ)】を竜の紋章の一点に収束させてレーザーのようにエネルギーを放つ技であり、全力で放てば山をも砕く威力になる。
ダイも竜の紋章を自由に操れるようになってから使用できるようになったが、紋章1つの時に使ったのは、ザムザ戦の1回のみ。しかも、彼はすでに自分を超魔生物に改造していたため、闘気を操る力と大猿系モンスターの柔軟な皮膚組織により、ノーダメージに終わってしまった。
後に、双竜紋になった時に紋章閃を二重に放てるようになり、バーンパレスの魔力炉のバリアを貫通させるほど強力なエネルギーを放っている。

強さランキング2位:大魔王バーン

地上消滅を目論む魔界の神

ラスボスなので強いのは当然です。その上、他のキュラクターとの強さが異次元です。老バーン状態でもおそらく敵なしで、若い本来の肉体は魔界の神と呼ばれる強さでした。並の魔法使い2~3人分の魔法力を持つポップのメラゾーマでもバーンのメラを退けることはできず、バーンのメラの方が威力が強かった。ただの手刀で地上最強のドラゴニックオーラを貫通したのも、強すぎるの一言です。

ダイたちとの最終決戦

真・大魔王バーンとなってからずっと圧倒していましたが、ポップの小賢しい頭で考えたパーティーを巻き込んだ作戦でバーンは片腕を失ってからは徐々に追い詰められていきます。バーンがポップの作戦に乗ったことで追い詰められていくので、じわじわ攻撃していたらバーンに圧倒されてまま終わっていたかもしれません。大魔王としての存在感、威圧感、絶望感を与えてくれました。

バーンの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技や呪文を紹介します。

カイザーフェニックス

大魔バーンが放つメラゾーマです。バーンの魔力が高すぎて、火の鳥のような形をして、敵を焼き尽くします。メドローアのように消滅させることはできませんが、連続で放つことができるので勇者ダイ一行にとっては驚異でした。

カラミティウォール

闘気に近い衝撃波を前方に放つ技。技を受ける側は、壁が迫ってくるような恐怖を感じる技。軌道上のものは粉々に砕けるので打ち破るには大きなダメージを覚悟する必要があります。唯一双竜紋に目覚めたダイのみが無傷で受け止めています。

カラミティエンド

闘気を込めた渾身の手刀。ドラゴニックオーラの防御を軽々と貫通し、バーン自身は「地上最強の剣」を認めています。

フェニックスウィング

手のひらによる防御技で、魔法力を弾く超高速の掌打です。メドローアでさえも弾き返し、ダイの最強の一太刀もあっさり受けてもノーダメージでいました。あまりに高速で使用すると手が摩擦で燃え上がる様子からこの技の名前が名付けられたようです。

天地魔闘(てんちまとう)の構え

カイザーフェニックス、カラミティエンド、フェニックスウィングを同時に放つバーンの究極奥義。相手の攻撃を受けきってからのカウンター技で、3人相手の攻撃も同時に相手にしても確実に葬り去る技です。ポップの作戦により破れましたが、基本的に1対1で打ち破るのは不可能な究極奥義です。原作者がゲームで3回攻撃を繰り出すボスを表現したくて、思いついた技と話しています。

強さランキング3位:魔影参謀ミストバーン

大魔王の影(ミスト)

ミストバーンの正体は、他社を操る暗黒闘気のモンスターです。強者の肉体を操ることで強さを発揮しますが、本体はヒュンケルの光の闘気で消滅したことからそこまで強くないと思われます。作中では若いバーンの肉体を使用していたので、最後までダイ一行を苦しめました。ダイやバーン以外の相手には負けなかったので3位にランキングしました。

バーンへの絶対の忠誠心と自ら抱くコンプレックス

自らの能力は「バーンのための能力」と話し、絶対の忠誠を誓っていました。
また、他社の肉体を乗っ取ることで強さを発揮するミストバーンにとって、鍛え上げて強くなることはできないことをコンプレックスに感じていました。そうした体質からハドラーやバランのように成長して強くなるものを尊敬し、うらやましと思っていたでしょう。

ミストバーンのおもな必殺技

作中で使われた主な必殺技や呪文を紹介します。

闘魔傀儡掌(とうまくぐつしょう)

手のひらから暗黒闘気を放ち、糸のように相手を操る技。光の技や光の闘気に破られることがありますが、本来は「アンデット」と呼ばれる骸を操る技です。魔王軍軍団長時代のヒュンケルも使っていたので、便利な技と言えます。

闘魔滅砕陣(とうまめっさいじん)

【闘魔傀儡掌】の範囲を周囲の地面全体に広げたものであり、【暗黒闘気】を地面へ蜘蛛の巣状に張り巡らせ、周りの敵全員を縛り付けて動けなくする。
闘魔傀儡掌と同様に暗黒闘気の威力を高めることで、最終的には相手の体をバラバラに引きちぎることもできる。
 
対処方法として、光の闘気を蜘蛛の巣に目がけて放つことで解除ができる。
【ダイ】の【空裂斬】を始めとして、【ヒム】の光の闘気をこめた踏みつけでも解除されている。
また、【ハドラー】が【バーン】に反旗を翻した時に、彼の加勢に臨もうとする【ハドラー親衛騎団】の面々を拘束する目的で使用した事もあったが、範囲を地面に限定している=空を飛んでいる相手には無効という弱点があり、宙に浮いている【アルビナス】には効果がなかった。
ただ、パプニカの時は、同じく空を飛ぶゴメちゃんは滅砕陣に巻き込まれているので、アルビナスはたまたま寸前で逃れただけ、という可能性もある。

闘魔最終掌(とうまさいしゅうしょう)

暗黒闘気を手のひらに集中させて、相手を粉砕する技。ミストバーン状態での最強の技で、オリハルコンすら粉々にしていました。ヒムにカウンター迎撃されていますが、単純な破壊力としては作中でも最強クラスです。

強さランキング4位:竜騎将バラン

竜・魔族・人間の神から作られた究極の生物

伝説の竜の騎士バランが、4位にランクイン。登場人物内ではTOP3にランクインさせたかったのですが、最終決戦前に大魔王バーンとミストバーンに間接的に破れたことから、4位にランクインさせました。バランは3神によって作られた竜の騎士で、アルキード王国の王女ソアラとの間にダイを生んでいます。勇者アバンがハドラーと戦っている間に、冥竜王ヴェルザーと戦い勝っていることから、天界、地上、魔界でも名が知れ渡っており、占い師ナバラによると「神の使い」と人間界では言われています。

初めて子供を生んだ竜の騎士

竜の騎士が子供を授かることは過去にレイがなく、家族を持ったのは竜の騎士バランのみです。戦いの中では魔神のような冷酷さを感じる驚異的な存在ですが、基本的には穏やかな人です。
実子ダイとは赤子の頃に生き別れていており、再会時には、魔王軍軍団長と勇者として戦ったのでギクシャクした関係でした。
しかし、バランが死を迎えるハドラー戦で、子への接し方がわからない親として描写されています。ハドラー戦で傷ついたダイにラリホーマを掛けるなど親として不器用な優しさを見せています。
バランの死に際にダイが初めて「父さん」と呼びました。その後もダイと心の中で交流し、最終的には竜の騎士の紋章を引き継ぐなどダイに力を貸しています。

バランの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技や呪文を紹介します。

ギガブレイク

ギガデインを剣に落として相手を切りつけるバラン最強の必殺剣。作中に登場する魔法剣としても、最大クラスの威力を誇ります。1撃で獣王クロコダインが瀕死になるほどの威力があります。

竜闘気砲呪文ドルオーラ

竜の騎士の切り札。竜魔人化した両手で超圧縮したドラゴニックオーラを撃ち出す呪文。呪文と言うにはあまりに強力で、アルキード王国を滅ぼすほどの威力。竜魔人の状態でなければ使用できないのは、威力による反動が大きいためと言われています。

紋章閃(もんしょうせん)

竜の騎士の必殺技。
【竜闘気(ドラゴニックオーラ)】を竜の紋章の一点に収束させてレーザーのようにエネルギーを放つ技であり、全力で放てば山をも砕く威力になる。
バランが得意としており、魔王軍時代はこの技で人間相手に苦しめてきた。
カールに攻め入った際、カール騎士団長のホルキンスを仕留めたのもこの技。
食らった相手の体には竜の紋章の形の傷跡が残るのが特徴。

強さランキング5位:超魔生物ハドラー

残酷な魔王から勇者ダイに立ち向かう武人へ

魔軍司令時代から超魔生物時代を経て、魔王軍で最も成長したのがハドラーです。魔軍司令時代は保身に走ることが多く、強いけど心に空きある脆い悪役として描かれていました。しかし超魔生物となったハドラーは強いだけでなく、生き様がかっこいいと原作でもかっこいい悪役として人気者に成長。特にバーンに造反した後は名台詞や名シーンの連続です。ダイとの「真竜の戦い」は必見です。

ダイとの最終決戦

「真竜の戦い」は、高い実力を持つ拮抗したもの同士が闘うことで、周囲に多大なダメージを食らうエネルギーフィールドを形成します。どちらかが負けたときにバランスが崩れてエネルギーは敗者になだれ込み、確実な死が待っていると言われています。元は魔界で語り継がれている雷竜ボリクスと冥竜ヴェルザーとの決戦で起こったと言われています。その様子がダイとハドラーの最終決戦でも現れ、最終決戦にふさわしい内容でした。

ハドラーの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技や呪文を紹介します。

超魔爆炎覇(ちょうまばくえんは)

超魔生物ハドラーの必殺技で、炎の暗黒闘気「魔炎気」を剣に宿らせ斬りつける技。自ら右腕にオリハルコンで作られた「覇者の剣」が仕込んでおり、竜の騎士が操る魔法剣と同等の威力があるとダイとの戦いで証明されています。ダイやバランも苦戦し、バーンさえも圧倒する威力でした。

地獄の爪(ヘルズクロー)

拳の先から飛び出る爪で、かなりの強度を誇ります。オリハルコンを除いて地上最強の金属で作られた「鎧の魔剣」をあっさり傷つけております。ダイやヒュンケルに重症を負わせるなど油断できない技の一つです。

極大閃熱呪文ベギラゴン

ギラ系最上位呪文。作中ではハドラーとマトリフのみ使用しました。ベギラゴンの手の動きを見て、「ベギラゴン」ってこんなかっこいい呪文なのかと原作を見て筆者は関心していました。ハドラーのみの技ではありませんが、最初にハドラーが使っていたことから、ハドラーが必殺技として使っていた呪文と言えます。



強さランキング6位:伝説の名工ロン・ベルク

伝説の名工と呼ばれる鍛冶屋は魔界随一の剣豪

「ダイの剣」や「鎧の魔剣」「鎧の魔槍」、バーンの「光魔の杖」を作った鍛冶屋で、魔界随一の剣豪であるロン・ベルク6位です。ダイやヒュンケルの剣や槍の稽古をつけていたことから、この順位にしました。
登場時は気難しい鍛冶屋でしたが、ロン・ベルクが鍛冶を始めたのは、自らの力に耐えられる武器を作るためでした。
最終決戦では、剣士として登場。ミストバーンともお互い全力ではなかったものの互角に戦いました。

人間たちのために両腕を捨てた伝説の剣豪

超魔ゾンビ・ザボエラが地上軍に立ちはだかる中、若いノヴァが命を捨てようとするのを見て全力で闘うことを決意。未完成のロン・ベルク専用2刀流武器「星皇剣」を装備し、ザボエラを星皇十字剣で一刀両断します。技の威力に耐えられず武器は砕け散り、反動でロン・ベルクの両腕は動かせなくなりました。

ロン・ベルクの主な必殺技

星皇十字剣(せいおうじゅうじけん)

ロン・ベルク流剣術最大奥義で、2本の剣を十字に振り切る究極技です。その威力は、屈指の防御力を誇った超魔ゾンビでさえもあっさりと切り裂かれています。作中でも1度しか見ることができないほどの威力があり、武器や両腕が使えなくなるという欠点があります。前回使用したときは本人曰く「70年ほど両腕が使えなくなった」そうです。

強さランキング7位:大魔道士ポップ

戦いから逃げ出す臆病者から勇気の使徒へ

冒険当初は強い相手から逃げ出していたポップ。ロモス城でのクロコダイン戦から強い相手にも逃げ出さず立ち向かう勇気の使徒に目覚めて始めます。原作者曰く「ダイの大冒険はダイとポップの成長物語。ポップもダイと並ぶ主人公として扱っている」としているほど原作者のお気に入りキャラです。
ポップが最終決戦を前に覚えるどんな相手でも命中すれば無条件で消滅する「極大消滅呪文メドローア」が強力すぎます。必殺技ランキングならメドローアで間違いなく1・2を争う強くてファンに人気の呪文です。
今回の強さランキングでポップより下位ならメドローアで勝てると考えて、7位としました。

ダイという親友のためにメガンテを唱える

ポップとしてはメドローアやメルルとのエピソードが印象深いですが、メガンテも忘れられません。
作中では魔法使いポップと勇者アバンが使用しています。その代わり神のかごを受けていないものが使用すると、蘇生が難しいという設定になっています。
それを承知しつつも、親友ダイの記憶を取り戻すためにバラン相手にメガンテを唱えるポップ。結果としては竜の騎士の血により蘇生に成功しますが、命を掛ける戦いは、勇気の使徒としてファンに印象づけしています。

ポップの主な必殺技

作中で使われた主な呪文を紹介します。

極大消滅呪文メドローア

メドローアはマトリフ直伝のダイの大冒険内で最強呪文。メラ系とヒャド系の呪文を合わせて、対象を消滅させるエネルギーを矢のように打ち出します。メドローアが直撃すればオリハルコンだろうが、凍れる時間の秘法だろうが関係なく消滅。間違いなく最強の呪文です!

フィンガーフレアボムズ

魔王軍軍団長フレイザードが使っていた呪文。メラゾーマを5つ同時に放つ。パプニカ3賢者のフバーハをも貫通する威力。ポップが真似して使用していた当時は3つ同時が精一杯だった。師匠マトリフから「寿命が縮むから使うのをやめろ」と言われ、後にメドローアの伝授につながる。

重圧呪文ベタン

ベタンもマトリフ直伝のオリジナル呪文。対象エリアに重圧を与え、相手を押しつぶします。当初はベンガーナ王国でのドラゴン5匹の足止めに使っていましたが、その後、バランや竜騎衆相手に放つも足止めにもならず、物語後半では使われる場面がなくなりました。

天候呪文ラナリオン

漫画作品ダイの大冒険に登場するオリジナル呪文の1つ。【天候】を操作する効果がある。
同作内ではゲームシリーズに登場する【ラナルータ】の下位呪文とされている。

詠唱は「天空に散らばるあまたの精霊たちよ、我が声に耳を傾けたまえ!ラナリオン!!」。
 昼夜を「入れ換える」【ラナルータ】と違い、作中のラナリオンは雨雲(雷雲)を「呼ぶ」呪文と説明されており、ラナルータと同系列の天候を操る「ラナ系呪文」で、天候操作呪文としては最も初歩的とされる。

雨雲を呼び寄せるだけで戦闘に直接の影響を及ぼす呪文ではないが、作中では殆どの攻撃呪文を無効化する【鎧の魔剣】を纏ったヒュンケルとの決戦に備え、【ダイ】が本来使えない「勇者の呪文」【ライデイン】を撃つためのサポート用としてポップが契約、習得し使用している。
この時のポップの台詞によれば、雷雲を呼び落雷の条件を整えれば、呪文が未契約の者の魔法力でもライデイン(という形で落雷)を起こせる。

系統では最も初歩とはいえ、呪文自体は高度なものらしく、駆け出しの魔法使いだった当時の【ポップ】には結構な負担がかかり、実際【ヒュンケル】との戦闘ではこれ以外の行動が出来ていない。
ポップ達の修行を見守っていたバダックがもらしたセリフからすると半日近く続けて使用することができたらしいのだが、実際に新アニメで描かれた修行シーンでも全力で負担に耐えながら雷雲を維持し続け、ダイのライデイン成功を見届けると同時に倒れこんでしまったほど。
 
後にダイが自力でライデインを使えるようになると、必然的にこの呪文が使われることは無くなったが、
このラナリオンによるチームプレーは、駆け出しパーティーだったダイとポップの連携と仲間意識を強く描いたエピソードと言えるだろう。

火炎呪文メラゾーマ

ドラゴンクエスト内で最強のメラ系呪文。ポップが物語当初よく使っていた強力な呪文。ダイの大冒険では敵味方関係なくよく使われます。序盤では最強の呪文だったが呪文が効かない鎧が出てくるなどで中盤から登場頻度が減っていく。

強さランキング8位:魔剣戦士ヒュンケル

光と闇から指導を受けた不死身の戦士

勇者アバンと魔影参謀ミストバーンを師に持ち、自身の中に光と闇の闘気をまとうヒュンケルが8位です。光と闇の闘気がぶつかり合い、爆発的な光の闘気を発揮。戦士として完成された強さを誇り、何度もパーティを助けています。
しかし、ヒュンケルの凄さは、何度も死にかけても必ず戦場に戻ってくる不死身とよばれる立ち振舞ですね。

装備を捨てて挑む最後の戦い

ピンチなるほど強さを発揮します。バランとの戦いではアバンから学んだ無刀陣を使い、アルビナスにカウンターでブラッディスクライドを食らわせて、後にダイとバランの共闘に導いています。また、最終決戦でオリハルコン軍団から襲撃を受けたときには素手でカウンター攻撃を成功させ、HP1の状態でオリハルコン軍団を粉砕し続けました。

ヒュンケルの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

ブラッディースクライド

武器を高速回転させ、相手を貫くヒュンケルの代表的な必殺技。破壊力はアバンストラッシュにも引けを取らず、最終的にはオリハルコンを下しています。構えを取る必要があり技の出が遅いのが弱点で、スピードが速いラーハルト相手には避けられることもありました。

グランドクルス

勇者アバンから教わり、ヒュンケルが威力を最大化したオリジナル技。十字架など十字のものを触媒にして、最大級の闘気を放つヒュンケルの切り札。ヒュンケルは戦いの中で意識を失わない範囲で、最大限の威力を放つ軌跡の技を習得しました。

無刀陣(むとうじん)

アバン流奥義。アバンは15年前のハドラーとの最終決戦の際にこれを編み出し、無刀陣からのアバンストラッシュによってハドラーを打ち破っている。

作中ではアバンの書からこの技の存在を知ったヒュンケルが使用。
子供の頃から復讐のためだけに剣を握っていたヒュンケルにとって、武器を捨てることで自分を無の境地に追いやるこの技は絵空事でしかなかったが、バーンパレスに単身乗り込もうとするバランを殺さずに止めるにはこの技しかないと確信し、この技で挑んだ。

この技は攻撃の受け流しを狙ってダメージを最小限に抑えるが、完全に無傷で受け流せるわけではない。
昇格したヒムとの戦いでは、疲弊しきったヒュンケルには彼の強烈な闘気拳を受けるだけの余裕がなかったことから、攻撃を受ける寸前に敵の勢いを上乗せして先手を叩き込むというこの技の応用版のクロスカウンターで迎え討った。
この時の使用用途としては「一撃もらったら確実に死ぬ」ことをより強く意識するためか武器のみならず鎧も解除しており、殺気を押さえつつも死線に追い詰めるという本家以上にかなり高度な事をしていることになる。

強さランキング9位:陸戦騎ラーハルト

バランとダイを慕う戦闘マシーン

竜の騎士の配下である竜騎衆の陸戦騎で、作中最速の男と言われています。初登場時はヒュンケルの攻撃を軽々と避けており、ミストバーンの攻撃も残像を残して避けるほどの素早さを誇ります。最終決戦ではあまりのスピードにマキシマムは攻撃を受けたことすら気がついていません。
バラン(のちにダイ)に絶対の忠誠を誓っており、「バラン様に忠誠を誓っていたが、魔王軍のために戦ったことは一度もない」と言っております。ヒュンケルには敗れたものの、ミストバーンとは対等に渡り合える実力があるので、9位にランキングしました。

本家「鎧の魔槍」の使い手

初登場時にヒュンケルと戦い「鎧の魔剣」を破壊する強さを誇っておりましたが、ヒュンケルのグランドクルスを至近距離で直撃を受けて敗北します。死に間際に人間と魔族のハーフで苦しんだ境遇に涙したヒュンケルに、自身の「鎧の魔槍」を託しました。

最終決戦では、死の淵から蘇り、現地に駆けつけます。そして戦闘不能になったヒュンケルを助け、「鎧の魔槍」を譲り受けます。ヒュンケルは「お互いの死に目を看取った奇妙な仲」と言っています。「鎧の魔槍」を受け継ぎ、ダイを守ることこそがラーハルトとヒュンケルが死闘の中で得られた絆の証なのでしょう。

ラーハルトの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

ハーケンディストール

槍を高速回転させて相手に渾身の衝撃波を放つ、あるいは突撃して直接切り裂く技。繰り出す方法は2パターンありますが、どちらも協力でオリハルコンすら一刀両断してしまう威力。ラーハルトのスピードが凄まじく、一瞬の閃きにしか見えない大技です。

強さランキング10位:兵士ヒム

ハドラーに絶対の忠誠を誓う熱い戦士

ハドラー親衛騎団の1人で、チェスの駒 兵士(ポーン)から生まれました。格闘接近戦においては親衛騎団メンバーで最強。登場時に鎧の魔槍で頭をぶちぬかれたヒュンケルをライバル視しており、何度も戦いますが結局勝つことはできませんでした。プロモーションを果たしてから光の闘気で闘うようになってからは、相性の問題もありますがミストバーンを圧倒するほどの強さを誇ります。

兵士の昇格(プロモーション)

ハドラー親衛騎団であるがゆえ、ハドラーの死=自分の死だったはずが、意識がなくなる中で仲間たちの断末魔を聞いて奇跡の復活。この際に光の闘気に目覚め、新たな生命体として生まれ変わりました。ヒュンケルはこの原初王をチェスにおける、兵士の昇格(プロモーション)と言っています。以降はハドラーの意思を継ぎ、最終決戦を乗り越えました。

ヒムの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

超熱拳(ヒートナックル)

拳にメラゾーマを宿らせて、相手を殴るヒムの必殺技。オリハルコンに呪文の威力を上乗せすることから、魔法剣と同じ威力を持つと思われます。

闘気拳(オーラナックル)

プロモーションを果たしてから使う必殺技。光の闘気に目覚めてからは闘気を込めるようになりました。ミストバーンをボコボコにすることから、暗黒闘気で闘う相手に相性の良い必殺技と言えます。

グランドクルス

最終決戦終盤でバーンパレスから脱出際に使われた。ヒュンケルとの最終決戦で見せられた後、見様見真似で使って、勇者パーティーの脱出に貢献した。



強さランキング11位:勇者アバン

つかみどころのない地上一の切れ者

ダイの大冒険(2020)ではナレーションを務めています。その理由はダイの大冒険のキーパーソンだからです。元勇者アバン。かつては魔王ハドラーを破りましたが、本作登場時には序盤で復活した魔軍司令ハドラーに敗れます。
ただ、アバンは単純な強さで推し量れないカリスマ性があり、それを恐れた大魔王バーンが真っ先に抹殺命令を出すほどの存在です。
最終決戦復活時には、「単純な力ではダイの半分にも満たない」と自己評価しつつも、キルバーンとの1対1では勝利しています。
最終決戦では最前線で闘う力はなかったものの、竜の騎士2人でやっと破ったバーンパレスの門を「破邪の秘法」であっさり開けたり、シルバーフェザーというアイテムを大量に持ち込み、アバンの使徒の魔法力を瞬時に回復させるなど、終盤でも要所で活躍したので総合的に11位にランギングしました。

守るべきもののために生命を落とす

アバンは序盤で、ダイの勇者家庭教師として登場します。復活したハドラー相手に、ダイとの修行でドラゴラムで消耗していたのにいい戦いを見せました。残念ながら、ダイとポップを助けるために自爆呪文メガンテを使用します。
終盤で判明したことはその後、カール女王フローラからもらったカールの守りが身代わりアイテムとして砕け、なんとか死は免れました。その後、最終決戦に向け、破邪の洞窟で修行して「破邪の秘法」を身につけて帰ってきました。
アバンの教え、生き様、死に際はアバンの使徒だけでなく多くの人にアバンの書などで影響を与えています。実力的には、最終的にダイに劣るとは言え、アバンの使徒たちにとって、心の拠り所を見る永遠の勇者と言えます。

アバンの主な必殺技と呪文

作中で使われた主な必殺技や呪文を紹介します。

アバンストラッシュ

ダイの大冒険を代表する必殺技。序盤から終盤まで使用されました。心技体が一台となることで最大の威力を発揮し、バランから「人間の技にしては大したもの」と評されます。剣を逆手に持って斬りつけるモーションは有名です。

火竜変化呪文ドラゴラム

ドラゴンに変身する呪文で、作中では使用者がほとんどいない幻の呪文です。実際に使用されたのはアバンがダイの修行で使った1回のみ。他に使用者がいなかったのでアバンの代表的な呪文としました。

破邪の秘法

破邪の秘法は呪文や技ではなく、技術という言い方に当てはまりそうです。破邪の力そのものを増幅させるもので、サポート的な意味合いが強いです。その威力は絶大で、ポップが抑え込むのに精一杯なキルバーンの罠をトラマナで消し去ったり、バーンの封印で絶対に開かないとされた扉をアバカムで開けたりします。最終決戦ではさまざまな活躍をした秘法でした。

強さランキング12位:拳聖ブロキーナ

おちゃめな世界最強の武闘家

最終決戦に参加する実力者であり、かなり高齢であります。作中では「武術の神」と評されています。性格はかなりおちゃめで「ゴーストくん」や「ビーストくん」として、バレバレながら姿を隠して戦っていました。

ミストバーンと1分の戦い

本当の実力が発揮されたのは、正体を現したミストバーンとの戦いです。防御においても完璧で紙一重にミストバーンの攻撃を回避し続けて、ヒムから「格闘の教科書」と言わしめました。オリハルコンを砕くほどの一撃を食らっても、受け流しの技術でノーダメージにするほどです。ただし年齢には勝てず、無敵のような強さを誇るのはわずか約1分。1分勝負の格闘なら地上最強の武術家と言えるのではないでしょうか?

ブロキーナの主な必殺技と呪文

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

土竜昇破拳(どりゅうしょうはけん)

地面を叩きつけ、離れた場所にいる相手を衝撃で浮き上がらせる技。ミストバーンの隙を作るために使いましたが、フルパワー状態を持続できず不発に終わりました。武闘家マァムの師匠であり、武神流の技である「閃華裂光拳(せんかれっこうけん)」や「猛虎破砕拳(もうこはさいけん)」も使えるはずですが、作中で本人が使うシーンが無いため、割愛させて頂きます。

強さランキング13位:武闘家マァム

すべてを思いやる慈愛の戦士

勇者アバンと魔王ハドラーとの戦いの時代に生まれた子で、お父親はアバンの戦友の戦士ロカとお母さんはアバンの戦友の僧侶レイラです。「戦いの中で生まれた子こそ優しく育って欲しい」という願いが込められており、実際に優しく慈愛の使徒となりました。しかし、戦いにおいても敵に優しさ与えたり、甘さがあったり、本当の実力は発揮できませんでした。唯一実力を発揮したとされるアルビナス戦では、強烈な一撃でアルビナスを粉砕しています。

自分を見つめ直して僧侶戦士から武闘家へ

序盤では魔弾銃(まだんがん)と呼ばれるアバンが作成した魔法を放てる武器を使用していましたが、氷漬けになったレオナを助けるため、破損してしまいます。その後、回復呪文でレオナに敵わないと考え、父親似の戦士の力を発揮するため、武闘家へ転職。
それ以降はスピードとパワーを主体とした戦い方に変わり、サムザ戦で見せたインパクト時のみ発揮する閃華裂光拳(せんかれっこうけん)の使い方はダイがドラゴニックオーラの使い方に困っていたのでとても参考にしていました。また、ハドラー親衛騎団とも互角に戦いました。また武神流の技はかなり強力で、生命体相手では一撃必殺になりうる威力を持ちます。

マァムの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

閃華裂光拳(せんかれっこうけん)

武神流の奥義で、回復呪文ホイミを拳に込めて殴る技です。インパクトの瞬間に魔力を発揮し、相手の細胞を過剰回復させて壊死させるという恐ろしい技です。性質上ホイミが効くすべての生命体に効果があるので、ある意味最強とも言えます。

猛虎破砕拳(もうこはさいけん)

武神流のもう1つの奥義。呪文を使用する閃華裂光拳(せんかれっこうけん)と違い、闘気を拳に収束させて殴る物理的な破壊力を持った技。オリハルコンを砕く程の威力がありますが、反動も強いため拳を保護しないと使用できない諸刃の技と言えます。

強さランキング14位:死神キルバーン

残酷さなら魔界一のバーン側近

冥竜王ヴェルザーの部下にして、大魔王バーンの側近の1人。主な役割は大魔王バーンへの裏切り者や任務に失敗した魔王軍の処刑人。性格は非常に残酷。ただ相手を負かすだけではなく、罠にはめてもがき苦しんで死ぬ様子を見る方を好む。大魔王バーン曰く「残酷さなら魔界随一」と言ったほどです。

真剣勝負すらもキルバーンの罠

キルバーンは登場以降、真剣勝負する場がなく、罠にかけるか挑発するくらいでした。
最終決戦ではアバンにプライドを傷つけられたとするキルバーンは、アバンに対して真剣勝負をしかけます。しかし戦いの中で見えない刃のファントムレザーをしかけたり、中立のはずのジャッジというロボットを改造したり罠だかけ。
結局最後まで罠に頼るものの、真剣勝負に身をおいてなかったからこそここぞというときの気迫が足りません。最後は逆にアバンに罠にハマり、アバンストラッシュに敗れ去りました。

キルバーンの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

死神に笛

ドラゴンクエスト ダイの大冒険に登場するキルバーンの武器。
見た目はいかにも死神が持っていそうな大鎌であるが、持ち手のところが笛になっており美しい音色を奏でる。

刃を振るうと人間にはほとんど聞き取れない高周波の音(俗に言う超音波)を発し、聴覚から視覚を狂わせ、最終的には全身の自由を奪うという特殊機能も持つ。暗殺者として相手を確実に仕留めるための、そして何より「もがく相手を楽々と殺す」キルバーンの趣味に最適な武器である。
但し、少しでもヒビが入ると音波による麻痺攻撃は使えなくなる。先手を打って相手の動きを封じる分には問題ないのだが、後手に回ったり不意打ちで相手の武器を受け止めるような状況ではこの欠点が避けられない。
作中では死の大地でポップの動きを封じ、あと一歩で仕留められる所だったが、救援にやって来たダイの一撃を受けて破損している。
この時ダイが抜いたのはパプニカのナイフだったので、死神の笛は鎧化武器や伝説級の武器などに比べれば強度が低かったようである。

ファントムレイザー

頭部の飾りに仕込まれた13本の見えない刃。空間自体に仕掛けることができ、相手に気づかれずファントムレザーで囲むことができます。動くだけで刃に切られるので、相手が正々堂々を好むほど効果あり。

バーニングクリメイション

自らの身体を切り落として日をつけることで大火球とし、相手にぶつける技。アバンを倒すために腕一本切り落とし、アバンに投げつけました。

強さランキング15位:大魔道士マトリフ

乱暴で口は悪いが世界最強の呪文使い

ダイの大冒険最強の呪文メドローアを習得しているマトリフ。しかし、終盤ではメドローアやヒャダルコを唱えるだけで吐血してしまうほど、体が弱っていたので今回は15位としました。全盛期であれば、ポップに並ぶTOP5にランクインしそうな実力の持ち主です。
以前は勇者アバンパーティ-の一員。その後パプニカ王国につかえていたが、側近に妬まれ虐められ、ダイに合うまでは人間不信に落ちいっていた。ダイたちを助けるうちに再び人間の味方をするようになる。

ポップを育て上げた魔法の師

マトリフは物語中盤からポップの師匠として勇者ダイパーティーを手助けします。
「1分限定の全力の魔法勝負なら今でも誰にも負けない」と自負するほどの実力者。弟子のポップをはじめは「あんなに弱そうな魔法使いは見たことがない」と言っていますが、最終決戦直前では「お前は強い。自慢の弟子だ」と力強く言い切っています。ポップの成長は、魔法力向上や新たな呪文の伝授などマトリフ師匠のお陰で言えます。

マトリフの主な呪文

作中で使われた主な呪文を紹介します。

極大消滅呪文メドローア

マトリフ自身が編み出した最強の消滅呪文。過去に魔王ハドラーが「凍れる時間の秘法」で封印された際、手出しできなかったことを悔やんで開発しました。直撃すれば、無条件で消滅するほどの破壊力です。ポップに伝授した際にマトリフが言ったことは「センスの有るやつはすぐに習得できるが、センスの無いやつには一生できない」といって一発勝負でポップに勝負を挑み、ポップは1回見ただけで無事伝授されました。

極大閃熱呪文ベギラゴン

ギラ系最上位呪文。使い手が少なく、メドローアを除けば最強クラスの呪文です。ハドラーとの戦いで、マトリフも対抗して使用していました。「人間ごときが使えるはずがない」とハドラーに驚かれました。



強さランキング16位:妖魔司教ザボエラ

狡猾かつ残酷な妖魔士団長

魔王軍6大軍団長の妖魔師団長で、最終決戦まで残った数少ない軍団長。自ら手を下さず強者に取り入ったり、策を渡したりして名を上げることを考える策士です。実子でさえも道具扱いする残酷な性格ですが、付き従うものをコロコロと変えたせいで誰からも信用されなくなり、最終決戦ではミストバーンに見捨てられます。

悪魔の頭脳で超魔ゾンビと化す

最終決戦では自身の切り札である超魔ゾンビとなり、人間地上軍を圧倒します。「自分の肉体は一切傷つかず、一方的に敵をいたぶれる能力」をコンセプトに超魔ゾンビは、ザボエラの性格をよく表す強敵でした。しかし、ロン・ベルクの捨て身の攻撃であえなく敗北。最終的にクロコダインに引導を渡されました。

ザボエラの主な必殺技や呪文

作中で使われた主な呪文や切り札を紹介します。

集束呪文マホプラウス

自身に魔法を受けて、その威力をそのまま打ち出す呪文。理論上はメラゾーマ10数発分の威力となり、非常に強力です。しかし、作中では呪文の効かないオリハルコン戦士ヒムにあっさりと弾かれてしまいました。

超魔ゾンビ化

ザボエラ最大の切り札で、超魔生物の研究を1ステージ進めた成果です。屍肉をまとって痛覚の無い鎧とし、一方的に人間を蹂躙しました。また超魔生物と違って閃華裂光拳も効かなくなりました。使用する際には屍でなければならず、息のある部下たちを「生きていては困る」と言って殺害しており、ザボエラの恐ろしさが現れています。

強さランキング17位:女王アルビナス

ハドラーを支える最強の駒

ハドラー親衛騎団の1人で、チェスの駒 女王(クイーン)から生まれたオリハルコン戦士。普段はマントで手足を隠しており、最前線というよりは指揮官に近い立場でした。最終決戦では手足を展開し、圧倒的なスピードと火力でマァムを圧倒します。ハドラー親衛騎団の中で格段に強かったので、17位とさせて頂きました。

マァムに敗れた原因は想いの強さ

最終決戦でマァムを圧倒しますが、本気で闘うことを決意したマァムに敗れてしまいます。能力では完全にアルビナスの方が上でしたが、自ら敗因としてマァムを「その他大勢」と見くびっていたことや「思いの強さで叶わなかった」と言いました。

アルビナスの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

ニードルサウザンド

ベギラゴンを針状にして、自身の全周囲に放つ技。予備動作の必要なベギラゴンに対して、ほぼノーモーションで使用できるので非常に強力です。作中ではノヴァとヒュンケルに大ダメージを負わせています。

サウザンドボール

ニードルサウザンドを、球状にして放つ技。マントを展開して手足が使える状態で使用できる技で、連発が可能です。ベギラゴン級の威力を連発できるので、マァムは「バーン並」と恐れていました。

強さランキング18位:獣王クロコダイン

身体を盾とする忠義の武人

魔王軍の百獣魔団軍団長で、ダイとポップの正々堂々とした戦いに感銘を受け魔王軍を抜けた戦士です。
鋼鉄の肉体を自慢しており、そのタフネスでダイたちを安堵も救っています。忠義に熱い武人で実直な性格から、敵味方問わず評価されることが多かったキャラです。
原作者曰く「最初はパワー系で図体がよくやられるキャラがいい」「ダイに動物をいじめてほしくなかったから百獣魔団にして序盤に集めた」など「クロコダインに思い入れがある」キャラ愛と語っていました。

竜の騎士の必殺技をその身で受け続ける

強敵バランに対して、時間稼ぎの捨て駒になることを決意。
「ギガブレイクでこい」といい、自らの鋼鉄の肉体で真っ向から技を受け続けました。
レオナのベホマで回復呪文を受けたとは言え「2発も耐えられたやつはいなかった」とバランは驚きました。

クロコダインの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

獣王会心撃(じゅうおうかいしんげき)

片腕に闘気を集中し、前方に竜巻のような衝撃波を放つ技。ため動作時は肩の鎧が弾け飛ぶほど、腕が盛り上がります。魔王軍のときは「痛恨撃」、ダイたちに加勢してからが、バダックに改名を提案されて「会心撃」と名称が変わり、ゲームと同じで敵なら痛恨撃、味方なら会心撃と名前の使い分けをされていました。

獣王激烈掌(じゅうおうげきれつしょう)

獣王会心撃を放ち、もう片方の腕で逆回転の獣王会心撃を放つ技です。方向の違う渦で挟まれた対象は、ねぎ切られてしまいます。作中ではシグマの腕をねじ切って呪文を跳ね返す盾「シャハルの鏡」を吹き飛ばし、ハドラー親衛騎団相手にポップがメドローアを打つ隙を作りました。

強さランキング19位:騎士シグマ

騎士道精神あふれる縦横無尽の戦士

ハドラー親衛騎団の1人で、チェスの駒 騎士(ナイト)から生まれたオリハルコン戦士です。騎士道精神あふれる戦士で、誰が相手でも油断せず正々堂々と戦いました。あらゆる呪文を跳ね返す盾「シャハルの鏡」を装備しており、ポップと戦うことが多かったです。

大魔道士ポップとの戦い

最終決戦でのポップとの戦いは、本当に名シーンでした。力を覚醒させたポップは、呪文が効かないシグマにも臆せず対峙します。シグマはポップを決して過小評価せず、全力で戦いました。2人のライバル関係は「シャハルの鏡」を絆とし、バーン戦での決め手となります。

シグマの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

ライトニングバスター

右手首を切り離し、イオナズン級のエネルギーを炸裂させる技。直接触れなければ意味がない弱点はありますが、至近距離からイオナズン級の威力を与えられる驚異的な技です。ポップとの戦いで不意を打ちましたが、回復呪文を習得したばかりのポップには決定打になりませんでした。

強さランキング20位:僧正フェンブレン

冷酷で残酷だがチームワークを重んじる戦士

ハドラー親衛騎団の1人で、チェスの駒 僧正(ビショップ)から生まれたオリハルコン戦士です。チームで行動するときは周りのメンバーに足並みをそろえていますが、本来は残酷な性格。ハドラーにわずかに残った負の感情が、禁呪法で色濃く反映されてしまいました。全身の8割以上が刃物で、攻防を備えた強敵だったので20位とします。

独断行動でダイとバランを迎え撃つ

バランに不意打ちで目を潰されてから、バランを付け狙うようになります。死の大地での戦いでは、ハドラーの命令を無視してダイとバランを迎え撃ちました。その際に親衛騎団のエンブレムを捨てて心の内で仲間たちに謝罪しているので、心根はやはり仲間を想うハドラー親衛騎団に違いないですね。

奇襲を用いてバランを追い詰めますが、ダイの攻撃で真っ二つに。悔しさと共に、海底に沈んでいきました。

フェンブレンの主な必殺技

作中で使われた主な必殺技を紹介します。

ツインソードピニング

両手を頭上で合わせ、全身をドリルのように高速回転させる突進技。全身が刃物のフェンブレンらしい技で、地中でも難なく進んでおりバランをあと1歩のところまで追い詰めました。

(まとめ)キャラクターの魅力をアニメで堪能しよう

今回はダイの大冒険に登場するキャラクターを、強さ順でランキングにしてみました。

ダイ、バーン、ミストバーンの強さは異常でしたね。

ダイの大冒険は強さだけがキャラの魅力ではなく、むしろ人間性が織りなすストーリーこそ最大の魅力。

弱いキャラでも人気のあるキャラは、いっぱいいますからね。

再アニメ化では推しキャラがどのように活躍するのか、ぜひ期待しましょう。

個人的にはこのまま、完結までテレビアニメ化して欲しいです!