2020年の台風10号は伊勢湾台風並みに発達し上陸すると予想されています。Windyや米軍ヨーロッパの最新の進路予想は?伊勢湾台風は以前大きな被害をもたらしたので心配されている方も多いのではないでしょうか?
【台風10号情報】アウターバンドと呼ばれる活発な雨雲の帯が九州、四国を通過し、激しい雨を降らせています。竜巻のおそれもあるため厳重な警戒が必要です。すでに避難の難しいエリアが増えてきていますので、身の安全を最優先に警戒を続けてください。https://t.co/2QtYZaBQH3 pic.twitter.com/ktf1nT0zEQ
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 6, 2020
- 位置:九州の南西
- 強さ階級:非常に強い
- 進路:北25キロ
- 中心気圧:935ヘクトパスカル
- 中心付近の最大風速:50メートル
- 最大瞬間風速:70メートル
- 参照元:ウェザーニュース
太平洋側の海水面温度が非常に高く、台風10号は発達しながら日本列島へ向かって進むと見られています。
・九州の河川と雨量の見通し 9月5日14時時点の資料(「100年に1度」上回る大雨を想定し行動を 台風10号で気象庁・国土交通省が合同記者会見 より)
→予報通りの雨(九州南部500ミリ以上、九州北部300ミリ以上)が降ると河川の氾濫の恐れがあります。
・ウェザーニュース台風10号情報
【台風情報】9月5日(土)13時の推定で、大型の台風10号(ハイシェン)は南大東島の南約170kmを北西に進んでいます。今後は「猛烈な」勢力まで発達する予想で、台風の最接近時は過去にない荒天となり、甚大な被害が発生するおそれがあります。速やかに台風対策を行ってください。https://t.co/e1DCTJv5Tz pic.twitter.com/Hmhzu875tV
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 5, 2020
【台風10号情報】最大瞬間風速80m/sの発達ピークで南大東島や奄美近海を通過する見込みです。九州接近時も勢力が衰えず、甚大な災害のおそれがあります。対策や避難は出来る限り早めに済ませるようにしてください。https://t.co/28Bw55ZRkG pic.twitter.com/FSmZpTcV0T
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 4, 2020
【台風10号情報】今後は猛発達し、最盛期の中心気圧は915hPa、最大瞬間風速80m/sと猛烈な勢力を予想。九州に接近する際も勢力はあまり落とさず、上陸しなくとも過去にないような暴風や高潮などのおそれがあるため、最悪のケースを想定して早めの備えを行ってください。https://t.co/A6qAjXVfAz pic.twitter.com/5xNZbh8WLA
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 3, 2020
「台風10号」発生か 列島に影響の恐れ(日直予報士 2020年09月01日) – 日本気象協会 https://t.co/Ay4sLlSj5L – https://t.co/Ay4sLlSj5L https://t.co/fYU5jVNUJx pic.twitter.com/zT4s1HWK3B
— 豪腕ゲン監督 (@gentokun2010) September 2, 2020
- 位置:南大東島の南約130キロ
- 強さ:非常に強い
- 進路:北北西へ時速15キロ
- 中心気圧:920ヘクトパスカル
- 中心付近の最大風速:50メートル
- 最大瞬間風速:70メートル
過去、本州へ上陸した台風の中で今でも史上最強の勢力記録があるのは伊勢湾台風です。
伊勢湾台風は1959年(昭和34年)9月26日に929 mbの勢力を持って潮岬の西15キロ付近に上陸し甚大な被害を与えました。
台風10号(ハイシェン)はその伊勢湾台風に匹敵する、もしくはそれ以上になる恐れがあるとの予想もあり、これから勢力を強めながら徐々に北上してくる進路が心配されます。
また気象庁は『「伊勢湾台風」級(中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上)の台風や同程度の温帯低気圧が来襲する場合に、特別警報を発表』
以前の豪雨災害等で被害にあった方たちは、雨はどれくらいの量?と心配だと思います!
今回の記事では、
- 台風10号の進路は?
- 日本にはいつ来る?
- 来るとしたらどれくらいの雨が降る?
ということを紹介していきます!
米軍・ヨーロッパ・ウェザーニュース・Windyなど。各国の気象情報による台風10号の今後の詳細な進路予想は下記↓をご覧ください!
※今回参考にしている公式サイトとその他参考になるサイトを紹介しますね(^^)
台風10号2020の米軍(JTWC)の最新の進路予想は?
台風10号2020の米軍(JTWC)の進路予想について見ていきましょう!
※現在の米軍の情報では、以下の画像中の日本の南部に【TD 11W “ELEVEN”】という表記があります!こちらが、台風10号(ハイシェン)となります!すでに温帯低気圧となっていますが、広い範囲に大雨をもたらす雨雲となって、本州を覆いつくしています!
米軍合同台風警報センター(JTWC)の台風予想進路図。
右のメニューでTC Warning Graphicで各熱帯低気圧や台風の予想進路図(下図)が見られます。
時刻がZになっています。
時刻Z(ズールー)というのはグリニッジ標準時(GMT)で表記しているということです。
なので時差9時間足さないと日本時間になりません。
台風の風速の見方は進路図の右下にあります。
白丸:34ノット(17.2m/s)未満 →熱帯低気圧
白丸に腕みたいの:34~63ノット(17m/s~33m/s未満)→台風
黒丸に腕みたいの:64ノット以上(33m/s~)→強い台風以上
上図で言うと沖縄辺りまで強く、その後普通の台風になる。
なお、風速は世界基準の10分間平均ではなく、アメリカ基準の1分間平均。
詳しい風速は表に書いてある。 例えば
13/06z WINDS 045 KTS, GUSTS TO 055 KTS
は、その時刻で 風速45ノット 突風55ノット。
網掛けの範囲は風速34ノット(17m/s)以上のエリア。
軍艦は回避するべきエリアらしいです。
詳しい情報は、以下の表を参考にしてください!
※現在はすでに台風となっています!さらに下にある台風10号のたまごが現在【HIGH】の状態になります!
監視対象であり、今後24時間以内に発達すると思われるか、もしくはすでに発達が始まっているけれども、まだ台風警報を出す基準には達していないもの。HIGHになったら「Tropical Cyclone Formation Alert(熱帯低気圧発生注意情報)」も同時に発令する。
LOW | 監視対象ではあるものの、今後24時間以内に発達する可能性は低いもの |
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MEDIUM | 監視対象であり、今後24時間以内に発達する可能性も高まってはいるが、発達するにはおそらく24時間以上かかりそうなもの |
HIGH | 監視対象であり、今後24時間以内に発達すると思われるか、もしくはすでに発達が始まっているけれども、まだ台風警報を出す基準には達していないもの。HIGHになったら「Tropical Cyclone Formation Alert(熱帯低気圧発生注意情報)」も同時に発令する。 |
さらに、進路についても見ていきましょう!
九州西部あたりをかすめています!6~7日頃に上陸予想になっています!引き続き注意が必要となってくるでしょう!雨のほうが現在は心配になりますね!東海や関東及び信越地区にも雨による影響が出る可能性もありますので、河川・山付近の方は、特に注意が必要になります!
※米軍の最新の情報を知りたい場合はこちら
→米軍台風情報
台風10号2020のWindyの最新の進路予想は?
台風10号2020のWindyの最新の情報も見ていきましょう!
Windyの最新情報を見たい!
■こちらがWindyの最新の情報になります!※常に最新情報が更新されていますので、参考にしやすいです!
2020年9月6日(日)の夕方に九州西部をおおよそ1日かけて、九州沿岸部をかすめる形で朝鮮半島へ抜けていきます!
台風の接近に伴い、九州、四国、関西地方を中心に大雨が降る予報があることが予想されます!
台風10号はかなり大きい台風でしかも勢力が強く、九州西部を通過する予想になっています。
ちょっと待って……(絶句)
windyの最新の予想だと台風10号が日本に最接近するときに中心気圧916hPaってどういうことだ??
日本の観測記録上最高レベルに匹敵する……(公式統計では1961年第二室戸台風の925hPa、参考記録では1934年室戸台風の911.6hPa) pic.twitter.com/kFl0sRDY4u
— 菊池遼 (@ryokikuchi13) August 31, 2020
現在、日本近海の海水面温度が30℃と非常に高く、台風が発達するには充分すぎるほどの温度です。
例年は日本に近づくにつれて勢力が弱まるはずの台風が、そのまま発達した状態で日本に上陸することも考えられます。
ただ、日本気象庁やウェザーニュースによると「現段階で接近時の勢力を想定するのは難しい」そうです。
ただし、海面水温が高い状況であることやコンピューターシミュレーションの結果から、かなり強い勢力の台風になるのは間違いないでしょう。
どの部分を見たら良い?
Windyのどの部分を気にしていったら良いのかといいますと、基本的に低気圧を探します!そして低気圧の周りに風が渦巻いていると台風となる可能性が高くなります!そういった見方をすると見やすいとおもいます(^^)
・L(低気圧)…空気の層が薄く気圧が低いため、高気圧から低気圧に向かって風が吹きます!気圧に差があるほど風が強くなります!
低気圧には、熱帯(ねったい)低気圧と温帯(おんたい)低気圧の2種類があります。熱帯低気圧の大きなものが台風となります。日本にやってくる低気圧は、ほとんどが温帯低気圧です。
低気圧は北半球では反時計回りに風が中心にむかって吹きます。南半球では時計回りに風が吹き込みます。風が周囲から中心付近に吹き込むため、上昇気流が発生し、雲ができて雨になるため、低気圧内では天気が崩れます。
・H(高気圧) …空気の層が厚く気圧が高い
高気圧は北半球では時計回りに風が吹き出し、南半球では反時計回りに風が吹き出します。風が中心付近から吹き出すため、下降気流が発生するため、雲ができにくいので、一般的に晴れの天気になります。
台風10号2020のヨーロッパ中期予報の進路予想は?
ECMWFはスーパーコンピュータによる予報で「世界一の数値予報精度」と言われています。
日本気象庁や米軍が5日間予想なのに対して、ECMWFは10日間予想になります。
なので時間が経つにつれて台風の進路が変わる場合もあります。
ではECMWFの予報を見て見ましょう!
台風10号が発達しながら日本列島へ向かってくる様子が予想されています。
6~7日にかけて九州の西を通過すると予想されています。
ヨーロッパ中期予報では10日間予報を動画でみることができます。「Eastern asia」エリアをクリックすると見れる仕組みです。
時間は世界時間で表示されているので、+9時間で日本時間になります。
台風10号2020は日本にはいつ来る?
現在では、台風10号とはいつ上陸するか言い切れませんが、Windyの情報を参考にしますと、2020年9月8日(月)12時頃には九州西部の沿岸部を最も接近する恐れがあります!
※今後情報が変わりましたら随時更新していきます!
最新の天気予報はどうなっている?
九州から東海の広範囲で大雨のおそれ
九州など記録的な暴風で停電リスク高い
停電リスク予測6日(日)~7日(月)
出典:【ウェザーニュース】台風10号 暴風・高潮・大雨など全てに警戒対策や避難は出来るだけ早めに
2020年9月3日11時に更新された予報です!やはり9月2日から7日にかけて、約1週間天気が各地で崩れる予報になっています!
雨は、川の氾濫や土砂崩れのほうが怖いので、雨予報と川の水位には引き続き各地で警戒が必要になります!山近辺の方の避難が心配です!高齢者が多く住む地域の避難が早く進んでくれることを祈ります!
引用元:https://weather.yahoo.co.jp/weather/week/
九州地方を中心に甚大な被害をもたらす可能性があります。
台風や災害に備えてご準備お願いします。
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まとめ
今回の記事をまとめると、
- 台風10号は九州、四国地方を直撃し、接近から通過まで雨が続く
- 日本には9月2日(水)から9月7日(月)にかけて天気に影響が出る!
- 台風10号は伊勢湾台風並みの勢力で接近・上陸のおそれ
ということを紹介していきました。
まだまだ、台風が完全に台風が収束するまでは、引き継き警戒が必要かと思います!
台風の発生の後にも、
- 土砂災害
- 水害
- 建物倒壊
- 停電
- 飲水不足
- 盗難
などの2次災害もありますので、台風以外の警戒もしていきましょう!
この記事が少しでも参考になれば幸いです!